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第9回 いくの眼科勉強会

結果報告

第9回いくの眼科勉強会が2021年7月8日(木)に開催されました。 今回の勉強会も、新型コロナウイルス感染症に関わる状況を鑑み、リアルとリモート参加の両方に対応したハイブリッド方式で行いました。 当日会場にて参加の19名に加え、リモートでは22名の参加がありました。 内容は、
① 強度近視眼緑内障におけるSLT(演者:視能訓練士 山田 裕華)
② 術後長期を経て閉鎖した近視性黄斑円孔(演者:生野 恭司 先生)
③ 滲出型加齢黄斑変性症とのつき合い方(演者:永井 由巳 先生)
④ 出来の悪い工学部出身者からみた眼科臨床(演者:二宮 欣彦 先生)でした。

当院の視能訓練士の山田さんは、まだ報告のない強度近視眼に対するSLTの有効性について発表。強度近視眼でもSLTが有効な可能性があるとの事でした。 院長の生野先生からは、術後長期を経て閉鎖した近視性黄斑円孔の珍しい症例の報告。 黄斑円孔閉鎖の要因として、ガスバブルの接触時間と架橋起点の存在がありますが、ガスが無い状態で自然閉鎖した2例の経験についてお話頂きました。 永井先生のご講演では、滲出性加齢黄斑変性のタイプ別の特徴と治療法、抗VEGF療法の詳細について学ぶことができました。また、OCTAでEn-face画像に加えてBスキャン画像で血流の有無の確認をすることが重要と教えて頂きました。 二宮先生のご講演では、光学の基礎から、波面センサーやケラトメトリーの原理、多焦点IOLの原理などについて学ぶことができました。EDOFのIOL眼がレフでなぜ近視よりに測定されるのかというお話が実際臨床で疑問に感じていたことだったので大変勉強になりました。 勉強会で学んだことを今後の臨床に活かせていけるよう頑張りたいと思います。

はじめに

第9回いくの眼科勉強会から、選りすぐりのエキスパートに特別講演をお願いすることといたしました。メディカル網膜の永井由巳先生と眼科手術の二宮欣彦先生です。お話し上手のお二人から画像診断の考え方や、治療のコツなど楽しいお話しをお伺いできると思います。 リアル参加(来場)とリモート参加(Zoom)の両方に対応したハイブリッド方式で行います。どちらでもお選びいただけますので皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。

講師プロフィール 永井 由巳先生 略歴
1993年
関西医科大学 卒業
1998年
関西医科大学大学院医学研究科博士課程 修了
Clinique Ophthalmologique Universitairy de Creteil (Paris XII) 留学
2001年
大阪歯科大学眼科 講師
2007年
大阪歯科大学眼科 准教授
2009年
関西医科大学眼科 講師
2014年
関西医科大学附属枚方病院 病院准教授
(現 関西医科大学附属病院)
2020年
関西医科大学眼科学教室 准教授
講師プロフィール 二宮 欣彦先生 略歴
1988年
東京大学 工学部 卒業
1992年
大阪大学 医学部 卒業
多根記念眼科病院、
米国ニュージャージー医科歯科大学フェローなどを経て
2002年
行岡病院 眼科 部長(2007年より副院長)
2005年
伊丹中央眼科 副院長
2016年
大阪大学脳神経感覚器外科学(眼科学)臨床教授

開催概要

開催日 2021年7月8日(木)
開催時間 17:50~20:00
参加費 無料
場所

JEC日本研修センター 十三:会議室C 〒532-0024
大阪府大阪市淀川区十三本町1-12-15
ドルチェヴィータファースト3F

申込 下記の申込フォームより
お申込みをお願いいたします。
お申し込みの〆切は
7月5日(月)までとなっております。
※申込受付は終了しました。
新型コロナウイルスの
対策
  • 消毒液の設置
  • 空気清浄機の設置
  • 全員のマスク着用
  • ソーシャルディスタンスを意識した充分な間隔での配置
共催 千寿製薬株式会社
医療法人恭青会 いくの眼科
お問合せ contact@kyoseikai.com
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