医療法人恭青会 患者様向けメールマガジン
電子版 慈恩43号
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日常生活に原因があるかもI?

部屋をよく掃除し、ほこりがたまらないように、常に清潔に保ちましょう。

最近、当院ではドライアイやアレルギー性結膜炎の受診が増えています。ドライアイとアレルギー性結膜炎は表裏一体といえる病気です。アレルギー性結膜炎は、花粉やカビなどのアレルギー反応を生じる物質(アレルギーの元=アレルゲンといいます)が、眼表面の粘膜に接触して生じます。ドライアイなど涙液が減少すると、飛散してきたアレルゲンが長期に接触することから、アレルギー反応が生じやすくなります。春に生じる花粉症も、ドライアイを基礎疾患に持つことが多く、かゆみ止めと同時にドライアイの点眼を常時使用することで、症状が改善したりします。このようにアレルギー性結膜炎には「かくれドライアイ」がしばしば潜んでいます。

夏場は湿度が高く、飛散する花粉も少ないことからドライアイの患者さんにとっては比較的過ごしやすい季節です。また、ドライアイに基づくアレルギー性結膜炎も生じにくいです。スギやヒノキが一段落し、秋になると出てくるブタクサ、ヨモギまでの間の一種の休憩時期とも言えます。

 

日常生活の注意点
冷房の開始もひとつの原因です。冷房を久しぶりにつけてみると、中に潜んでいたカビやほこりが飛散し、アレルギー性結膜炎の元になります。また、ドライ設定を使うと、空気が極端に乾燥することがあるので、注意が必要です。このように、日常生活によっても病気が生じることがあります。
 
さいごに
生活習慣の見直しや体調を整えるように心掛けましょう。エアコンを清潔に心がけるとともに、冷房風を直接受けない、極端なドライ設定にしないなどの注意が必要です。
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