当院では、日本緑内障学会の指導のもと全国研究「正常眼圧緑内障に対する第一選択および第二選択治療としての選択的レーザー線維柱帯形成術の有効性および安全性に関する前向き介入研究」に参加しています。
SLTが点眼剤にとって替わることができれば、煩雑で高価な点眼剤治療を減らすことができるだけでなく、手術を回避することも可能で、まさに一石二鳥です。
特にSLTが有効なるのは、すでに点眼剤を使用していて、視野進行や副作用によりふたつ目の追加を検討する場合や、点眼剤の中止を考慮する場合です。
SLTの欠点としては、3割負担で3万円程度の施術代がかかりこと、また結膜充血、眼内炎症などの合併症を伴うことがあることです。そのため医師と十分に相談し、納得の上治療をうけることになります。