医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩30号

雨の中であじさいが彩りを増すこの頃、皆様、いかがお過ごしですか?
今年もはや半年が過ぎようとしています。

変わりゆく街の景色に時の早さを感じるこの頃です。

 

恭青会 いくの眼科・あさいアイクリニックでは、コロナウイルスと共生する今後の世界の中でも、皆様の目の健康をお守りするべく、ますます頑張って参ります!

 

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司 
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慈恩編集部

contact@kyoseikai.com

なみだの病気、ドライアイ

ドライアイとは

目の表面が乾燥し、下記のようなさまざまな症状を生じる状態のことを言います。 

症状が紛らわしいことから、最初はドライアイと気づかず別の病気と診断されることもあります。またドライアイは軽度も含めると罹患人口が非常に多いのも特徴です。  

症 状

ドライアイの症状は非常にさまざまで、特に多いのは疲れ目や不定愁訴と言われるなんとなく不快な感じを生ずるものです。

それ以外にもコロコロするなどの異物感や目やにといった症状も出てきます。 

検 査・診 断

ドライアイの診断は目に光をあてて異常がないかを詳しく調べる細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)を見ながら目の表面を観察して行います。目の表面の涙を色素で染めて、渇きや涙の量を観察します。 

  

人間は瞬きすることで目の表面を潤しています。 

そのため目を開けっ放しにしていると、表面が乾いてきて瞬きをせずにはいられません。 涙の量が少ない場合や乾きが急激に起こる場合はドライアイと診断されます。 

  

ひどい場合は角膜や結膜の表面に軽いキズ(びらん)が生じることがあります。目の表面の涙を測定するのに、麻酔をしてから糸や紙を触れさせて測定することもあります。   

治 療

治療として一番多いのは、少し粘性のあるヒアルロン酸ナトリウム点眼薬を差すことです。ただ、この点眼薬は効果の持続性が短いため、1日に何回も差す必要があります。症状が改善しない場合は、さらに涙の分泌を促す点眼薬を使用します。ですが、目やにが出たり苦みを感じたりなどの副作用があるので、医師と相談して決めることになります。

さいごに

特にコンピュータやスマホなどを使用する現代のライフスタイルはドライアイになる確率が高いと言えます。また、ドライアイはなかなかその症状から気づきにくいことがあります。目の乾燥感だけでなく、長時間の不快感などがあった場合は早めに眼科専門医に相談しましょう。 

治療に関するご相談・お問い合わせは
当院にお任せください。

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