医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩28号

風薫る5月 皆様いかがお過ごしでしょうか?

Stay homeが延長になり、運動不足になったりストレスが溜まったり、不安になったりされた時は、「コロナ明け、○○しようかな♪」と明るい想像をしたり、お風呂上がりに首や肩のストレッチをしたり、あったか〜いお茶を飲んだりしてリラックスしてくださいね。

恭青会 いくの眼科・あさいアイクリニックは、患者様に少しでも安心して、元気になって頂けるように努力して参ります!

 

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司 
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慈恩編集部

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下眼瞼内反・下眼瞼外反について

さて今回のテーマは、下眼瞼内反症(かがんけんないはんしょう)下眼瞼外反症(かがんけんがいはんしょう)についてです。

下眼瞼内反症とは

俗に『さかまつげ、さかさまつげ』と言われるもので、目がコロコロして異物感を感じたり、頻繁に涙が流れたりします。ひどい状態になると黒目(角膜)に傷ができて痛くなったり視力が下がってしまいます。

下眼瞼外反症とは

下のまぶたがあっかんべーをした時のように、外向きに垂れてしまいます。そのため、涙が溢れる、涙眼になって見えにくい、目に違和感を感じる、などの症状と整容面でのお悩み(まぶたの裏の赤い部分が外に見えるので人に指摘されたり、自分で気になるなど)が生じます。

両者ともに、もっとも多い原因は加齢によるまぶたの筋肉が緩んでしまうことです。

下まぶたが正常に機能するためには、下記2点がとっても大事です。(図)



【1】下に引っ張る腱膜(筋肉のような働きをします)


【2】横方向にまぶたを支えて、ピンと張った状態に保ち、上下運動をスムーズにする筋肉や靭帯

下眼瞼内反症と下眼瞼外反症は、まぶたの向きが内向きと外向きになるので逆の病気のようですが、実は病気の原因は共通していて、①②がともに緩んでしまった結果なのです。 

内向きになるか(内反症)、外向きになるか(外反症)は、骨格や脂肪、皮膚のつき方によるので、東洋人では外反症より内反症の方が多いです。

治療は、手術で①②をしっかり治すことで再発の少ない良好な結果が得られます。

まぶたは目を守る役割をもち、なおかつ顔の重要なパーツですので、もしお悩みのことがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

今回はちょっと難しい、まぶたのお話でした。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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当院にお任せください。

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