医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩1号

日ごとに寒さがつのってまいりますが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

 

さて、医療法人恭青会では昨年12月に発行いたしました、ニュースレター「慈恩」(じおん)の電子版「慈恩」を配信することとなりました。

慈恩は医療関係者以外の方の一般の方が楽しんでいただけるような内容になっております。

学会活動や、普段患者様へ行っている小さな工夫、一般の方に向けての疾病や手術についてなど、普段生活する中で耳にすることのない情報を配信していきます。今回は網膜の診断法についてのお話を配信いたしますので、ご一読いただけば幸いです。また、記事に関してのご要望がございましたら、「慈育」編集部までご一報いただければ幸いです。


医療法人恭青会
理事長 生野 恭司
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慈育編集部 連絡先

admin01@kyoseikai.com

網膜の診断法 

網膜はカメラでいうとフィルムの部分にあたり、光を感じる大事な組織です。また、神経の一部であるため再生することが不可能で、一度ダメージを受けると回復が困難だといわれています。したがって病気の予防と早期発見が大切だといえます。病気には大きく分けて、網膜の真ん中付近(黄斑部)で起こる疾患と網膜の端の方で起こる疾患の2通りがあります。
これらの病気を診断する際の検査には「眼底検査」というものがあります。網膜を詳しく検査する際には、瞳孔を開く目薬を点します。目薬を点すと一定時間眩しかったり、ピントが合わないなどの症状がありますが、網膜の精密な検査には重要です。
最近は「光断層干渉計(OCT)」という網膜の立体構造の把握に重要な、画像診断機器が登場いたしました。OCTは黄斑部の組織を詳しく見ることができ、早期に疾病の診断・治療が可能になりました。

また、これまで網膜剥離などの網膜の比較的端の方から生じる疾患は、普通の眼底カメラでは発見や把握が困難でした。現在当院では広角眼底カメラ(オプトス)を有しており、網膜の隅々まで撮影することができます。そのため、小さな網膜の穴(網膜裂孔)や初期の網膜剥離の発見と経過観察に役立っています。

このように網膜の診断法は最近大きく進歩しました。発見時には手遅れであったり、小さな変化が見逃されるような微細な疾病も、以前に比べて適切に診断できるようになりました。


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