医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈育25号

寒い日々がつづいてますが、ご体調を崩されてはおりませんか。

今回は「緑内障の症状」についてのお話をさせていただきます。

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司
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緑内障の症状について

緑内障は非常に多い病気で、40歳以上の20人に1人が発症すると言われており、発生率は年齢と共に増加すると考えられています。
緑内障は急性緑内障と慢性緑内障に分けられ、日本では95%以上が慢性緑内障のため、今回は主に慢性緑内障についてお話しします。

慢性緑内障は眼圧や近視等により徐々に視野が欠けてくる病気で、症状は非常にわかりにくいと言われています。緑内障の初期は目の視野の鼻側の上部か下部のいずれかから欠けて来る場合がほとんどです。鼻側の視野は鼻の突起が邪魔となり、もともと狭く確認しづらいため、初期に自分で気づく事はほとんどありません。そのためご自身で初期診断をしようと思っても、あまりあてにはなりません。
このため人間ドックなどで眼圧が上がっていないかを調べたり、眼底の写真を撮ったりすることが初期診断に大事です。
視野の欠け具合で自覚することはできますが、その時点になるとかなり進行しています。
また、まぶたがあるため上部の視野が欠けても発症に気づきにくいと言われています。
視野が欠けていくと、自動車の運転時に人が飛び出してきてもわからなかったり、階段が降りにくいといった症状もあります。

最後に急性緑内障について少しお話しします。急性緑内障は人口的には少ないものの、起こるととても厄介で、場合によっては数日で失明する恐ろしい病気です。
夜間に生じることが多く、目の痛み、かすみや充血などが主な症状です。眼圧が上昇すると、吐き気や頭痛も起こります。このように夜間に目の痛みや頭痛が頻繁に生じる場合は、軽い発作を起こしていることがありますので、眼科を受診することが必要です。
緑内障は初期には気づきにくいため、定期的な眼科検査をすることをお勧めします。
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