医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈育22号

日一日と冷気が加わってくるような気がいたします。ご体調を崩されてはおりませんか。

今回は「第一回 眼科診療研究会講演会」についてのお話をさせていただきます。

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司
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第一回 眼科診療研究会講演会

11/29(金)に医療法人恭青会 会議室にて、第一回眼科診療研究会 講演会を開催いたしました。
眼科におけるフロントエンドである先生方とバックエンドである業者の方でお互いの知識を交換することで、年々過酷になる眼科経営とそれを取り巻く環境や、新たな眼科診療の形態・ビジネスチャンスについて有意義な討論が行われました。

 

最初に株式会社リィツメディカルの伊藤氏より、開業における機器選定のコツや具体的なフロア設計についての講演がありました。
開院する際の初期投資は大きな課題です。機械選びの順序や選定、自分の好む診療形態について一度考えを巡らすことで、より効率的で効果的な投資を行えることをお話しされていました。特に機械選びは多くの出費を要するため、これらを理解することで開院後の財政的負担を減らすことが可能です。非常に有意義なお話で、今後開業する方にとっても貴重なお話となりました。

続いて下川税理士事務所 下川浩司社長からは「勤務医・開業医における節税方法」についての講演がありました。
眼科開業医といえども、年金が細る現状では、今後厳しい資産対策を迫られると思います。

また勤務医も税金と無縁ではなく、働き方改革によって様々な勤務体系や給与の交渉が行われると考えます。これにより今後節税対策を講じることも可能です。どのような勤務体系でも、今後の資産対策や節税対策は、医療業界にあっては非常に重要なことと考えられます。

 

最後は、私より当院での患者様の満足度を上げる取り組みについてお話ししました。

項目は何百もありますが、取り立てて言えることは、できるだけ短い診療時間で、できるだけ多くの情報を集め、患者様と医師の双方にとって最善の治療選択ができる環境を作ることです。

電子カルテの配置やクラークさんの動き方、または検査の順番など、いくの眼科でのノウハウをご説明しました。いくの眼科では従来のレベルを維持しながら、診察時間が30分程度(大学病院の4分の1程度)で診察を行うことができます。

 

どの演題もとても興味深いものばかりで、参加者様全員により様々な議論を繰り広げられました。
総じて異業種の人と関わり合い、かつ今後の重要な眼科の課題について語り合うことができ、皆様に満足していただき、非常に喜ばしく感じています。また機会がありましたら近いうちに第二回を開催したいと思います。

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