医療法人恭青会の情報メールマガジン
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師走の声を聞き、気忙しいながらもこの一年を振り返っております。

本年も大変お世話になりました。

さて、2022年も間もなく暮れようとしています。今年一年を総括すると2月のロシアによるウクライナ侵攻に始まりました。この戦争は単にヨーロッパの局地戦にとどまらず、世界中に影響を与えました。世界の物価高、資源高は各国の金利引き締め政策へとつながりました。円安のあおりを受けた日本でもエネルギー価格の高騰、食料品のインフレが始まりました。国内では上がらない給与の中、生活が苦しくなってきています。またロシアへの対応を巡って米中不和が顕在化しました。厳密には先進国とそれ以外の国の思想の分断がより一層強くなり、国際政策協調にも支障をきたすようになりました。
 
今年1年を一言でいうと、世界的には「転換」、国内的には「停滞」であったと私は思います。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まってから3年目に入りましたが、未だにグダグダ感のあるコロナ政策、相変わらずの政治スキャンダル、そして経済的にも明るい話題は何一つありませんでした。といって来年以降明るい見通しはなく、課題だけが積みあがっていく状況です。
学生時代を振り返ると例えば、夏休みの宿題が残っているのに多すぎてどこから手を付けていいかわからないお盆過ぎといった感じです。宿題はそれ以上増えることはありませんが、我々の課題は益々増えていくので、余計にたちが悪いです。このような時期こそ、自分の足元を固める事が重要であると思います。先行き不安の強い患者さんに、私はよくこう言います。「あまり先を気にしても仕方がない」と。1日1日できること、1ヵ月先に成長しているように毎日できること。これらを優先して、一歩一歩前進してゆきたいと思います。
 
さて、メルマガも2022年最後の配信となりました。今年も1年間ご愛読いただき誠にありがとうございました。最後になりましたが、みなさまの2023年がよき年であるように心からお祈りしております。
 

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医療法人恭青会

理事長 生野 恭司
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