医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
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どこからともなくきんもくせいの香りがただよう季節となりました。
澄み切った秋空のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。
さて、今回は【組織の意義とは何か】についてお話しさせていただきます。

 

組織にとって何を目的に活動するのかを表すのが「理念」です。いかなる組織であっても最終目的がお金(営利)であるというわけではありません。確かに従業員を雇用するのも、新しい投資を行うのにもキャッシュを回すことが必要ですが、あくまでお金は手段であって、目的にはなりません。
例えば、人生も同じで、お金が最終目的になってしまうと、何ともさみしいものです。
理念は組織を立ち上げるときに最も重要な核となるものです。理念の構築はリーダーにとって最も重要な仕事であり、リーダーにしか確立することができません。
 
「理念」は組織全体によって共有され、理解されなければなりません。その為、常に明確に記述され、普遍的に浸透されるものであるべきです。理念は崇高な理想とも言えますので、どんなものでも良いと思います。例えば「日本一の医療を提供する」でも良いと思います。しかし、漠然とした独りよがりの目標を作っても組織には浸透しませんし、地域社会や周囲の環境に理解されることも難しいでしょう。
 
理念は組織としての目標であると同時に外的社会との関連性や位置づけを行うことが必要となります。医療施設の場合は、提供するサービスが限定されるために整合性を取るのは割と簡単ですが、一般企業の場合は熟考が必要です。
 
そして、その理念を達成するために目標とすることが「ビジョン」です。
理念はある種、その組織の「思い」であって、抽象的になりがちです。しかしビジョンでは、さらに具体的に検討して、目指すべき姿を明確にする必要があります。例えば「日本一の医療」とは具体的に何でしょうか?患者数・手術数でしょうか?治療の難度でしょうか?ホスピタリティでしょうか?さらに医療といっても手術技術や診療技術もありますし、豊かな老後や安心もあるでしょう。

また提供する相手は患者さんだけでしょうか?優れた技術を学会などで発表して医療界で共有するという提供の仕方もあります。
理念は感情的な訴えになりますが、ビジョンの段階で具体的に詰めていくと、組織の目標がさらに明確になってきます。
次回は私が掲げた恭青会の理念について解説します。
 
一級建築士「瀬尾 広志」先生のコラム掲載中!
いくの眼科の建築設計を担当いただいている一級建築士「瀬尾 広志」先生のコラムを掲載中です!読者の皆さまからの質問も募集しておりますので、ぜひお気軽にご質問ください。

.眼科の設計をする際、特に決めておくべきポイントは何ですか?

A.決めておくべきポイントは下記になります。

 

待合室】

ドクターが希望される席数・TV設置の有・無とチャイルドコーナーの有・無。

 

【受付・薬局】

電子カルテ・紙カルテ・ファイリングシステム。薬局は院外・院内。

 

【診察室・処置室】

1診・2診、眼底カメラの設置場所。処置室は設置するか。

 

【検査室】

5m・3m・1mの視力計設置台数。フィッティングコーナーを設置するか。

 

【暗室・手術室など】

室内に設置予定の医療機器 。手術室+リカバリー+中材を設置する時は、手術室の希望の広さ・医療ガスの設置・ガス滅菌は設置するか。

 

【院長室】

広さ・ドクター専用のトイレ・シャワー室等の設置を打合し、指示されると良いと思います。

 

また、別店舗(コンタクト店)の設置有・無やその他、必要な部屋として休憩室・従業員トイレ・倉庫等があります。

医療関係者の皆さまへ
第10回いくの眼科勉強会は129日(木)を予定しております。
今回も、選りすぐりのエキスパート2名の先生に特別講演をお願いしております。
詳細は、11月に恭青会ホームページ・Facebook・メルマガにてご案内いたします。
これからもいくの眼科勉強会は時代に合わせて進化してまいります。
皆さまのご参加を心より、お待ちしております。
 

KYOSEIKAI Group

 
 

医療法人恭青会

理事長 生野 恭司
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